オリーブ

オリーブの花
写真
撮影時期
栽培状況

科名

モクセイ科

属名

オリーブ属

学名

Olea europaea

園芸分類

常緑中高木

別名

(特にありません)

原産地

小アジア

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

5〜6月

【オリーブについて】

オリーブは小アジア原産のモクセイ科オリーブ属の常緑樹です。人類が最も古くから栽培していた植物の一種といわれ、紀元前3千年頃から地中海沿岸地域に広まったと言われています。日本には文久年間に導入されていて、小豆島のオリーブが有名です。

花は5〜6月頃に咲きますが、2種類以上の木を植えていないと結実しません。オリーブの実は苦くて生食にできませんが、塩漬けにして食べられますし、果実を搾ってオリーブオイルなどに利用されます。

【栽培メモ】

最近植えたばかりですので、詳細は追って

【育て方は下へ ↓ 】

【オリーブの概要】

樹高

通常は3〜5mほどになります。

小さな白い花が房状になって咲きますが、開花期間は短いです。モクセイ科ですので、色は異なりますがキンモクセイに似た花が咲きます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 比較的強い
耐暑性 強い

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Olea・・・・・オリーブのラテン古名に由来します。

europaea・・・・・「ヨーロッパの」

【主な種類と品種】

ミッション

アメリカ合衆国原産で、日本で最もポピュラーな品種です。直立形の樹形で育てやすく、また、病害虫にも強く、シンボルツリーとしてもよく植栽されています。

ネバディロブランコ

スペイン原産で、生育が早く木が大きくなります。樹高が育てやすい品種です。

マンザロニ

スペイン原産で、丸みのある果実が特徴です。受粉樹に適した品種で、育てやすいことから多く植えられています。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

植え付け

4月頃が植え付けの適期です。果実を収穫するには、品種の異なる受粉用の木をもう一本植えます。

庭に植える場合は、苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に適量の苦土石灰を混ぜ、3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

植え付け後はたっぷりと水やりをし、苗木が風でぐらつかないように支柱を立てておきます。

鉢植えの用土

水はけのよい用土を使います。赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜた用土が一例です。

植え場所、置き場所

乾燥に強く過湿を嫌いますので、日当たりと水ははけのよいところに植え付けます。また、風通しがよいところであれば病害虫の被害を少なくできます。

木が大きくなりますので庭植えの場合はそれなりのスペースを必要とします。スペースが限られている場合は小型の品種を選ぶようにします。

鉢植えも日当たりのよいところに置いて育てます。

植え替え

植え替えは、2年に1回を目安に行います。

剪定

時期は開花前の2〜3月が適期です。混み合った枝や内向きに伸びている枝を切り取ります。また、樹高を抑えたい場合は、中心の枝を適度に切り詰めます。

オリーブは前年に伸びた枝に花が咲いて実がなりますので、毎年、強剪定をしていると実がつかないことになります。

夏の管理

夏場は鉢土が乾燥しやすいので、水切れを起こさないようにします。

冬の管理

耐寒性は比較的ありますが、寒冷地では、株元をマルチするなどの防寒対策が必要になります。

鉢植えは、霜の当たらない軒下などに置きます。

肥料

春と秋に有機質肥料を与えます。

病気・害虫

オリーブアナアキゾウムシ、カイガラムシが発生することがありますので、見つけたら殺虫剤を散布します。また、テッポウムシに注意します。

病気では、うどんこ病などが発生することがあります。

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