クロバナイヨカズラ

【クロバナイヨカズラについて】

クロバナイヨカズラ（黒花伊予葛）は、キョウチクトウ科カモメヅル属のイヨカズラの黒花種です。イヨカズラは、キョウチクトウ科カモメヅル属の多年草で、本州、四国、九州の海岸に近い草地などに自生しています。

よく似た花が咲く種類にムラサキスズメノオゴケ（Vincetoxicum x purpurascens）がありますが、ＡＧＰ原色牧野植物大図鑑には、クロバナイヨカズラは載ってなくて、ムラサキスズメノオゴケが掲載されています。ですので双方を比較できませんが、ムラサキスズメノオゴケの方が葉が細長く、先が鋭く尖っていると説明されています。

【栽培メモ】

２０�pほどの小さな苗を購入しましたが、早くも花が咲き始めました。

【クロバナイヨカズラの概要】

草丈

３０〜６０�pほどになります。

花

花径が１�pほどの小さな花で、花色は黒花というよりも茶褐色に近い色をしています。

耐寒性・耐暑性

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の４区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の４区分)

学名

Vincetoxicum japonicum f. puncticulatum

学名の説明

Vincetoxicum･････ラテン語の vinco (勝つ) ＋ toxicum (毒) が語源です。この属の植物がヘビ毒の有効な解毒剤と考えられていたことに由来します。

japonicum･････「日本の」

puncticulatum･････「微少点のある」

【主な種類と品種】

よく似た花にムラサキスズメノオゴケ（Vincetoxicum x purpurascens）があります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

植え付け

春が植え付けの適期です。庭植えでも鉢植えでも栽培できると思われます。

鉢植えの用土

赤玉土、鹿沼土、腐葉土若しくはバーク堆肥を４：３：３程度に混ぜた用土などを使います。

植え場所・置き場所

夏場を除き、日当たりのよいところが適していますが、夏場は半日陰になるようなところが最適です。

植え替え

鉢植えは、２年に１回は植え替えをします。

日常の管理

鉢植えは、鉢土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりをします。

冬の管理

地上部は枯れますが、株は生きています。春になって暖かくなれば芽を出します。

肥料

春と秋に緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

（未確認です）