タケシマホタルブクロ

タケシマホタルブクロの花
写真 ‘ピンクオクトパス'
撮影時期 2025.6.3
栽培状況 鉢植え

科名

キキョウ科

属名

ホタルブクロ属

学名

Campanula punctata var. takeshimana

園芸分類

多年草

別名

(特にありません)

原産地

韓国の鬱陵島

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

5〜6月

【タケシマホタルブクロについて】

タケシマホタルブクロは、韓国の鬱陵島原産のキキョウ科ホタルブクロ属の多年草です。以前はホタルブクロとは別種とされていましたが、最近はその変種になっています。鬱陵島原産なのに、何故、タケシマなのかというと、昔、鬱陵島を竹島と誤認していた時期があったためと言われています。

ホタルブクロと比較すると、タケシマホタルブクロは毛が少なく光沢のある厚くて硬い葉が特徴です。

【栽培メモ】

プランターに植えた株を、初夏からは午前中だけ日の当たるところに置いていますが、今のところ問題なく育っています。

【育て方は下へ ↓ 】

【タケシマホタルブクロの概要】

草丈

60pほどになります。

白花の他に、花弁が細長く分かれて袋状にならない園芸種もあります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 比較的強い

ホタルブクロと同程度の耐暑性があるようです。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Campanula・・・・・campana(鐘)が語源です。

punctata・・・・・「細点のある」、「小さい点のある」

takeshimana・・・・・「竹島の」

【主な種類と品種】

園芸品種の‘ピンクオクトパス’は、花弁が細長く分かれて袋状になりません。また、白花が咲く白花タケシマホタルブクロ(写真:下)も栽培されています。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

植え付け

花が終わるとその茎は枯れてしまいますが株元に子株が出ていますので、10〜11月頃になったらこの子株を株分けして植え付けます。3月上旬から4月中旬頃に植え付けてもかまいません。

庭に植えるときは、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土でもかまいませんし、赤玉土、腐葉土(又はバーク堆肥)、パーライトを6:3:1程度に混ぜたものなどを使います。

植え場所・置き場所

比較的耐暑性はありますが、庭に植える場合は、西日が当たるようなところは避け、半日陰か午前中だけ日が当たるようなところに植えつけます。

タケシマホタルブクロの花

鉢やプランターは、3〜4月と10〜11月ごろは日当たりがよい場所でもかまいません。

植え替え

庭に植えた場合は、植えっぱなしにしますが株が混みあってきたら、株分けを兼ねて植え替えをします。

鉢植えは毎年植え替えますが、大きめのプランターに植えた場合は、2年に1回でも差し替えありません。

日常の管理

鉢植えの場合は、夏の水やりを忘れないようにします。

春になって、茎がある程度伸びたころに摘芯をすると、株立ちが多くなり花がにぎやかに咲きます。また、草丈も低く抑えられます。

夏の管理

鉢やプランターで栽培しているときは、半日蔭若しくは明るい日陰に移します。

冬の管理

耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。鉢やプランターに植えた場合は、水やりは少なくします。

ふやし方

植え替えのときに株分けをして増やすことができます。

肥料

庭に植えた場合は、植え付け時と花後に化成肥料を株元に施します。

鉢やプランターに植える場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を与えます。あとは、花後と秋に緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

ヨトウムシに葉を食べられることがありますので、被害が出たら殺虫剤を散布しておきます。

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