ネオマリカ

ネオマリカの花
写真 ネオマリカ・グラシリス
撮影時期 2025.6.16
栽培状況 鉢植え

科名

アヤメ科

属名

ネオマリカ属

学名

Neomarica spp.

園芸分類

多年草

別名

アメリカシャガ、トビシャガ

原産地

南米

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

5〜6月

【ネオマリカについて】

ネオマリカは、南米に自生するアヤメ科の多年草です。シャガに似ていることからアメリカシャガとも呼ばれますが、シャガとは別属になります。

この属の中で比較的よく栽培されているグラシリスは、花の付け根に子株ができます。蕾が大きくなるにつれ花茎が次第に垂れてきて、地面に付くと発根して増えていきます。英名をウォーキングアイリスと言います。

一日花で、朝に咲いて午後になると次第にしぼんでいきますが、ユニークな色彩を持った花が咲きます。

【栽培メモ】

グラシリスを鉢植えで育てていますが、生育は早く株が小さいうちから花が咲き出しました。株が増えたら庭植えにもしてみようと計画しています。

【育て方は下へ ↓ 】

【ネオマリカの概要】

草丈

常緑性で50〜60pほどになります。

外側の3枚の花被片は大きく、内側の花被片が小さい花で、中心部に褐色の斑点が入ります。一日花です。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い

耐寒性がやや弱く、霜に当たると傷むようです。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Neomarica・・・・・

gracilis・・・・・「ほっそりした」、「華奢な」

longifolia・・・・・「長い葉の」

caerulea・・・・・「青色の」

【主な種類と品種】

ロンギフォリア
N. longifolia

黄色の花で、茎が垂れずに咲きます。

グラシリス
N. gracilis

外側の花被片は白色で内側の花被片は青紫色です。茎が次第には垂れてきて花が咲きます。

カエルレア
N. caerulea

外側の花被片は青紫で、内側の花被片が濃い青紫の花が咲きます。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

情報が少ないので手探りの状況ですが、今のところ以下のように育てることにしています。

植え付け

耐寒性がやや弱いようですので通常は鉢植えで育てますが、温暖地の場合は庭植えにできるようです。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

植え場所・置き場所

日当たりのよいところで育てますが、夏場は半日陰になるところが適しています。鉢植えも、夏場は半日陰に置くようにします。

ネオカリマの花

植え替え

鉢植えは2年に1回が目安です。庭植えの場合は、3年ほどしたら株が混みあってきますので、株を整理して植え替えます。

日常の管理

鉢やプランターで育てる場合は、乾燥させすぎないようにします。

冬の管理

庭植えの場合は霜除けをします。鉢植えの場合は、鉢土が乾燥しすぎないように鉢土の表面が乾いたら水やりします。

ふやし方

子株を株分けで増やすことができます。また、花の付け根に子株ができますのでこれを土に伏せておくと、そこから発根して増えていきます。

肥料

庭植えの場合は、ほとんど必要としません。鉢植えの場合は、春と秋に緩効性の肥料を与えます。

病気・害虫

特にありません。

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