ウラジロシモツケソウ

ウラジロシモツケソウの花
写真 'ルブラ'
撮影時期 2015.5.24
栽培状況 庭植え

科名

バラ科

属名

シモツケソウ属

学名

Filipendula palmata

園芸分類

宿根草

別名

フィリペンデュラ・パルマータ

原産地

中国

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

5〜6月

【ウラジロシモツケソウについて】

ウラジロシモツケソウは、中国原産のバラ科シモツケソウ属の宿根草です。この属の中では、シモツケソウが日本に自生していますが、園芸としてはキョウガノコなどがおなじみです。その他にも、ロクベンシモツケなどもよく栽培されています。

ここで取り上げているのは、ウラジロシモツケソウですが、実は、本種は、アメリカシモツケソウととして種苗会社のカタログに載っていました。しかし、アメリカシモツケソウの学名が Filipendula rubra で、ここに載せている写真は、ウラジロシモツケソウの‘ルブラ’という品種ですので、混同したのではないかと思われます。

本種は、キョウガノコに似て花がとても美しく、丈夫で、和洋いづれにも向いていますので、とても魅力のある宿根草です。

【栽培メモ】

夏の暑さが気がかりでしたが、少し葉が傷んだだけで、特に問題はありませんでした。ということで、キョウガノコよりも耐暑性がありそうです。

【育て方は下へ ↓ 】

【ウラジロシモツケソウの概要】

草丈

60cmほどになります。

非常に美しいピンクの小花が群がって咲きます。

花が終わった後も、なかなか美しいものです。(写真:最下段)

ウラジロシモツケソウの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 比較的強い

耐寒性は強く、耐暑性も比較的あります。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Filipendula・・・・・ filum(糸)+ pendulus(吊り下がった)が語源です。

palmata・・・・・「掌状の」

【主な種類と品種】

濃いピンクの花が咲く 'ルブラ' のほかに、草丈の低い 'カホメ' という品種があります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 植え付け場所は、午後は日陰になるような場所が適しています。

※ 株が混み合ってきたら株分けを兼ねて植え替えます。

植え付け

植えつけの適期は秋ですが、寒地の場合は春に行います。種苗会社のカタログを見ると秋号に掲載されていることが多いようです。

植えつけ場所には腐葉土(又はバーク堆肥)を十分に入れて、庭土とよく混ぜ合わせてから植えつけます。

大きめの鉢やプランターでも栽培できます。

ウラジロシモツケソウの花

鉢植えの用土

市販の草花用培養土、あるいは、赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

株間

2株以上植えるときは、40〜50pほどにします。

植え替え

鉢植えは毎年若しくは2年に1回、庭植えは3〜4年に1回程度、株分けをして植え替えます。植えっぱなしにしておくと花付きが悪くなります。

植え場所・置き場所

耐暑性があるとはいえ、風通しが良く、午後は日陰になるような場所が適しています。

温暖地の場合は、夏の西日が当たるところは避けるようにします。

日常の管理

乾燥と夏の直射日光がやや苦手なので、鉢やプランターで育てる場合は乾きすぎないように注意します。

夏の管理

鉢やプランターで育てている場合は、半日陰、若しくは午後は日陰になるような場所に置きます。

ウラジロシモツケソウの花

冬の管理

耐寒性が強く、戸外で冬を越します。

ふやし方

植え替えのときに、株分けをして増やすことができます。根の張りがよいので、剪定バサミで切り分けます。

肥料

植付け時に緩効性肥料を与えます。後は、春と秋に緩効性の化成肥料を株元に撒いておきます。

病気・害虫

今のところ、特にありません。ウドンコ病も発生していません。

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