サンダーソニア

サンダーソニアの花
写真 サンダーソニア
撮影時期 2016.5.30
栽培状況 鉢植え

科名

イヌサフラン科

属名

サンダーソニア属

学名

Sandersonia aurantiaca

園芸分類

春植え球根

別名

クリスマス・ベルズ

原産地

南アフリカ

主な用途

鉢植え

花期

6〜8月

【サンダーソニアについて】

サンダーソニアは、南アフリカ原産のイヌサフラン科サンダーソニア属の春植え球根で、1属1種の単型属です。比較的最近出回るようになった球根で、花がベルに似たユニークな形をしているところから、人気があります。

サンダーソニアというのは属名からきていますが、この属名は、発見者のスコットランドの植物学者ジョン・サンダーソン(John Sanderson)に因んでいます。

【栽培メモ】

耐寒性が弱く、また、夏の高温多湿が苦手ですので、その点を気をつける必要がありますが、過湿に注意すれば花を咲かせるのはさほど難しいことはありません。

もっとも、花が終わってから、しばらく雨の当たるところに置いてあったため、球根を堀上げたら腐っていたことがありました。

【育て方は下へ ↓ 】

【サンダーソニアの概要】

草丈

半つる性で、70〜100pほどになります。

花がベルのような形をしているので、最近人気が出てきています。花径は3pほどで、下から順に咲いてきます。

サンダーソニアの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 弱い

耐寒性が弱いので、戸外で越冬はできません。また、夏の高温多湿が苦手です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ 1年だけ育てる場合:比較的やさしい

※ 翌年も育てようとする場合:やや難しい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Sandersonia・・・・・発見者のスコットランドの植物学者ジョン・サンダーソン(John Sanderson)に因みます。

aurantiaca・・・・・「橙色の」

【主な種類と品種】

在来種(原種)

一般によく出回っているのは原種で、オレンジ色の花です。

‘フェニックス'

オーランティアカの黄色の花で、最近出てきた品種です。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ きるだけ雨の当たらない場所でやや乾燥気味に管理する必要があります。

植え付け

過湿に弱いので、庭植よりも鉢植えで育てるほうが失敗が少ないです。

植えつけは、4〜5月頃に行います。球根の先端から芽が出ますが、どちらの端から芽が出るかわりにくいので、球根を横にして植えつけてもかまいません。

植え付けてからたっぷりと水やりをしたら、後は、芽が出るまで過湿にならないよう注意します。

鉢植えの用土

水はけのよい用土を使います。赤玉土、パーライト(軽石砂)、腐葉土(又はバーク堆肥)を6:2:2程度に混ぜた用土などを使います。

サンダーソニアの花

植え付けの深さ

2pほど土が被る程度にします。

置き場所

日当たりを好みますので、戸外の日当たりのよい場所で管理します。ただし、芽が出てからしばらくの間は、強光を避け、半日陰に置きます。

また、できるだけ雨の当たらない場所でやや乾燥気味に管理する必要があります。特に、梅雨どきなど長雨が予想されるときは、雨のかからないところに移します。

株間

6〜7号鉢に3球ほど植え込みます。

植え替え

毎年植え替えます。時期は4月ごろが適期です。

日常の管理

茎は細いながら強靱ですが、開花時になるとどうしても倒れやすくなるのでアンドン用の支柱を立てておくと安心です。

過湿に弱いので、鉢土の表面が乾いてから水やりをします。

終わった花は、早めに取り除きます。そのままにしておくとタネをつけますが、発芽させるのは難しく球根の肥大を妨げるだけです。

花が終わってから過湿にすると球根が腐ってしまいますので、花後からは特に注意し、長雨は避けるようにします。

夏の管理

サンダーソニアは、夏の高温多湿が苦手ですので、雨の当たらない風通しのよい半日陰に移します。

休眠期の管理

秋になると休眠期に入ります。秋に葉が黄色くなってきたら水やりを止め、鉢植えのまま室内に移し、春の植え替え時まで保管します。

肥料

植え付け時に緩効性の化成肥料を与えます。後は、2週間に1回程度液肥を与えます。夏が近づいてくると生育が鈍ってきますので肥料は必要ありません。

病気・害虫

過湿になると球根が腐ってしまいます。また、ナメクジの食害に注意します。

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