ジューンベリー

ジューンベリーの花
写真
撮影時期
栽培状況

科名・属名

バラ科
ザイフリボク属

園芸分類

落葉中木

別名

アメリカザイフリボク

原産地

北アメリカ

用途

庭植え

花期

【ジューンベリーについて】

ジューンベリーは、カナダやアメリカ合衆国が原産のバラ科ザイフリボク属の落葉中木です。その名前は、果実が収6月に収穫できることに由来します。果実がジャムなどに利用できるだけでなく、花も美しいことから最近人気があり、植栽も増えてきています。

ところで、ジューンベリーは、アメリカザイフリボクとも呼ばれますが、本来、アメリカザイフリボクと言えば、カナデンシス(A. canadensis)を指します。しかし、ザイフリボク属の樹種全体をさしてジューンベリー呼ぶことが多いようです。

日本には、ザイフリボク(A. asiatica)が自生しています。「菜振り木」と書きますが、この「采」は、軍陣で大将が使う采配に由来しています。

ジューンベリーはかなり木が大きくなりますが、流通しているジューンベリーの中には、種間交配種の‘バレリーナ’や桜色の花が咲く‘ロビンヒル’など、コンパクトな品種があります。

【栽培メモ】

まだ植えて日が浅く開花には少し時間がかかりますが、暑さ、寒さに強く、今のところ問題なく育っています。

【ジューンベリーの概要】

樹高

【主な種類と品種】を参照してください。

白花が一般的ですが、‘ロビンヒル’はピンクの花が咲きます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 強い

耐寒性、耐暑性があります。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Amelanchier

学名の説明

Amelanchier・・・・・サボイの現地語に由来します。

canadensis・・・・・「カナダの」

asiatica・・・・・「アジアの」

grandiflora・・・・・「大きい花の」

【主な種類と品種】

ラマルキー
A. lamarckii

樹高は3〜5mほどになります。花期が早く、花付きがよいのが特徴です。秋の紅葉も楽しめます。

‘バレリーナ’
A. x grandiflora
'Ballerina'

狭い場所でも育てられるコンパクトな品種で、樹高は1.5mほどです。

‘オータムブリリアンス’
A. x grandiflora
'Autumn Brilliance'

樹高は5〜6mほどになる大型の品種です。花付きがよく、秋の紅葉が美しい品種です。

‘ロビンヒル’
A. x grandiflora
‘Robin Hill’

ジューンベリーは、通常は白花ですが、本種は、桜のような淡いピンク色の花が咲きます。樹高は、3〜4mほどになるようです。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 乾燥を嫌いますので、西日が長く当たるような場所は避けるようにします。

植え付け

ジューンベリーは落葉樹なので、落葉期の12〜3月頃が適期です。成育がゆっくりですが、木がだんだんと大きくなりますので、通常は庭植えで育てます。

庭に植える場合は、苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に三分の一程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

植え場所

日当たり、水はけのところが適しています。ただし、半日陰でも問題はありませんが、乾燥を嫌いますので、西日が長く当たるような場所は避けるようにします。

剪定

自然に樹形が整いますので、通常は、強剪定はあまり必要ありません。品種にもよりますが、株立ち状になって株元が混み合ってきた場合は、落葉期に地際から切り取っておきます。

肥料

寒肥として、1〜2月に有機質肥料を与えます。

病気・害虫

カミキリムシの被害に注意します。また、アブラムシがつくことがあります。

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