ショウジョウバカマ

ショウジョウバカマの花
写真 ショウジョウバカマ
撮影時期 2016.3.19
撮影場所 鉢植え

科名・属名

シュロソウ科
ショウジョウバカマ属

園芸分類

宿根草

別名

(特にありません)

原産地

北海道〜九州

用途

庭植え、鉢植え

花期

3〜4月

【ショウジョウバカマについて】

ショウジョウバカマ(猩々袴)は、シュロソウ科ショウジョウバカマ属の宿根草で、北海道、本州、四国、稀に九州の山地のやや湿った場所に自生しています。葉がロゼット状に広がり、新葉の出る前に花茎が伸びてきます。

花が美しいところからよく栽培されていますが、名前の由来は、花が赤いのを猩々に、また、葉の重なりが袴に似ていることから名付けられたと言われています。開花時は淡い色ですが花が終わる頃に赤っぽくなります。

【栽培メモ】

夏の暑さが気がかりでしたが、鉢植えの株はなんとか夏を越して、株分けできるところまで生育しています。ただし、花が咲かない株がありましたが、肥料の与え方が十分でなかったのかもしれません。

また、開花後の管理がおろそかになり、夏場、鉢の置き場所が悪かったときは枯れてしまいました。

【ショウジョウバカマの概要】

草丈

草丈は10pほどで、葉がロゼット状に広がります。

花茎の先に10輪ほどの花が固まって咲きます。花色は紅紫色ですが濃淡があります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 やや弱い

耐寒性は強いです。夏の高温と強光は苦手です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ 比較的やさしい

※ 関東以西の温暖地では)やや難しい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Helonias orientalis

学名の説明

Helonias・・・・・ ギリシャ語の helos(湿地、沼地)が語源です。
※ 自生地の環境に由来します。

orientalis・・・・・「東方の」、「東の」

【主な種類と品種】

ショウジョウバカマの仲間にシロバナショウジョウバカマとツクシショウジョウバカマがあります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 鉢植えは、晩秋から開花までは午前中に日の当たるところに、また、花後は、明るい日陰に置きます。

植え付け

春と秋のいずれでもかまいません。庭植えもできますが、小型の宿根草ですし、夏の高温と強い日差しを嫌いますので、関東以西の温暖地の場合は、季節によって栽培環境を変えることのできる鉢植えが適しています。

鉢植えの場合、4号鉢に1株が目安です。

鉢植えの用土

水はけのよい用土を使います。赤玉土、鹿沼土、軽石砂を等量に混ぜた用土などが一例です。

ショウジョウバカマの花

植え場所・置き場所

鉢植えは、晩秋から開花までは午前中に日の当たるところに、また、花後は、明るい日陰に置きます。こうした栽培環境が確保できないときは遮光ネットなどを利用します。

庭植えの場合は落葉樹の下が適しています。

植え替え

鉢植えは、毎年、若しくは2年に1回を目安に植え替えます。時期は花後の4〜5月、もしくは10月ごろが適期です。

庭植えは、3〜5年して株が混みあってきたら株分けを兼ねて植え替えます。

日常の管理

乾燥を嫌いますので、鉢植えの場合は水切れに注意します。

夏の管理

夏の高温と強い日差しを嫌いますので、鉢植えの株は、風通しがよく、日の当たらない涼しい日陰に置いて育てます。

冬の管理

耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。

鉢やプランターに植えている場合は、寒風を遮るため軒下などに移します。水やりを忘れないようにしますが、回数は控えめにします。

ふやし方

花後に実るタネを採り播きします。また、植え替えの時に株分けで増やすことができます。

肥料

肥料を適度に与えないと花が咲かないことがあります。植え付け時には緩効性の肥料を、また、花後と秋に緩効性の固形肥料を置肥することを忘れないようにします。

病気・害虫

アブラムシが付くことがあります。

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