スキミア

スキミアの花
写真 スキミア ' ルベラ'
撮影時期 2016.3.17
栽培状況 鉢植え

科名

ミカン科

属名

ミヤキシキミ属

学名

Skimmia japonica

園芸分類

常緑低木

別名

ミヤマシキミ

原産地

日本

主な用途

鉢植え、庭植え

花期

3月

【スキミアについて】

スキミアは、日本原産のミカン科ミヤキシキミ属の常緑低木です。別名をミヤマシキミと言いますが、シキミ(Illicium anisatum)の仲間ではありません。葉がシキミに似ていて、山に咲くことから、この名がつけられたということです。最近は、学名のスキミアと呼ばれることが多くなっています。

‘ルベラ'は、10月頃から赤い大きなつぼみがとても美しいので、これだけでも十分に鑑賞価値があります。

【栽培メモ】

鉢植えで育てていましたが、花は大変きれいに咲いてくれるものの夏の高温多湿が苦手のようです。猛暑日が多くなったこの頃では、夏が近づくと次第に株が弱り、そのまま回復しないという事態を招いています。

【育て方は下へ ↓ 】

【スキミアの概要】

草丈

樹高が50〜80p程度の低木です。

雌雄異株で、10月頃から赤い大きなつぼみが目立つようになります。開花は翌年の3月頃で、つぼみの頃から開花まで長い間楽しめます。花は、白花です。

スキミアの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 やや弱い

耐寒性はありますが、夏の高温と強光が苦手です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ 1年だけ育てる場合:やさしい

※ 翌年も育てようとする場合:(温暖地では)やや難しい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Skimmia・・・・・日本語のシキミ(ミヤマシキミ)に由来しています。

japonica・・・・・「日本の」

【主な種類と品種】

‘ルベラ’という品種が売られています。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 夏は、風通しのよい明るい日陰に置きます。

植え付け

10月ごろになると蕾のついた株が園芸店やホームセンターなど出回りますので、通常は、これを買って育てます。庭植えにする場合でも、すぐに花壇に植えるよりも、鉢植えでしっかり育ててから、庭におろした方が安全です。

購入した株の鉢が小さく根詰まり気味のことがありますが、その場合は、根鉢をあまり崩さないようにして一回り若しくは二回り大きな鉢に植えつけます。

スキミアの花

鉢植えの用土

鹿沼土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜた用土が適しています。

植え場所・置き場所

庭に植える場合は、水はけがよいことと、年間を通じてあまり日が当たらない場所が適しています。

日当たりがよい場所に植えると、気温が高くなってくるにつれて段々と元気がなくなり、ついには葉を落として枯れてしまいます。

鉢植えも、11月から3月ごろまでは日当たりが多少よくてもかまいませんが、4月から10月頃までは明るい日陰に置いた方が無難です。

植え替え

鉢が小さい場合は2年、ある程度大きい鉢は3年に1回を目安に植え替えをします。

植え替えの際は、あまり根鉢を崩さないようにします。

剪定

成育がゆっくりですし、あまり樹形が乱れることがありませんので、剪定はほとんど不要です。

日常の管理

鉢植えは、過湿にならないようにし、できれば梅雨時や長雨が予想されそうなときは、雨の当たらないところに移した方が無難です。

夏の管理

夏の高温と強光が苦手ですので、関東以西の温暖地の場合、風通しのよい、明るい日陰に置きます。

冬の管理

耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。

鉢に植えている場合は、水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら暖かい日の午前中に軽く水やりをします。

肥料

庭植えは無肥料で差し支えありません。鉢植えは、4〜5月と10〜11月の間に緩効性の固形肥料を少なめに与えるか、液肥を月1回程度与える程度にし、多肥は避けます。

病気・害虫

特にないようです。

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