ターネラ

ターネラの花
写真 ターネラ・トリオニフローラ
撮影時期 2016.8.23
栽培状況 庭植え

科名・属名

トケイソウ科
ターネラ属

園芸分類

宿根草、低木

別名

ツルネラ

原産地

メキシコ、西インド諸島

用途

鉢植え、庭植え

花期

7〜10月

【ターネラについて】

ターネラは、メキシコなど中南米原産のトケイソウ科ターネラ属の常緑低木又は宿根草です。ターネラ属は南北アメリカに100種ほどあるようですが、主に出回っているのは、トリオニフローラ(T. trioniflora)とウルミフォリア(T. ulmifolia)の2種類です。

ターネラは、丈夫で暑さに強いので夏向きの草花です。トリオニフローラは、大きな株になり、クリームイエローの爽やかな色合いの花が賑やかに咲きます。一方、ウルミフォリアは、花数は少ないですがヤマブキのような黄色の花が咲きます。

この2種類は本来は宿根草ですが、耐寒性がないので冬には枯れてしまいますので、一年草扱いになります。

【栽培メモ】

トリオニフローラの方がよく育って、一面とまではいかないものの、写真のようにたくさん花をつけました。ウルミフォリアは、それほどの株の広がりはありませんでした。

【ターネラの概要】

ターネラの花

草丈

30〜50pほどになります。

トリオニフローラは、株がかなり広がります。

【主な種類と品種】を参照してください。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 強い

暑さには大変強いですが、耐寒性はありません。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Turnera

学名の説明

Turnera・・・・・イギリスの博物学者ウィリアム・ターナーへの献名

trioniflora・・・・・trioni(3色)+ flora(花の)が語源です。

ulmifolia・・・・・「Ulmus(ニレ属)のような葉の」

【主な種類と品種】

トリオニフローラ
T. trioniflora

花茎5〜6pの一重の花で、クリーム色の花ですが、種小名のとおり花弁の基部は褐色、その周囲が黄色の三色花です。一日花ですが、次々と長い間咲きます。サンライズイエローレモネードいう名前で流通していますが、これは品種名ではなく、流通名のようです。

ウルミフォリア
T. ulmifolia

中南米原産の常緑の小低木です。樹高は30〜50cmほどで、ヤマブキのような黄色の花が咲きます。サンライズイエローという名前で販売されていますが、これも流通名のようです。(写真:下)

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 日当たりのよいところで育てます。

植え付け

初夏に園芸店やホームセンターなどで苗が売られていますので、これを買って植え付けます。鉢植えでも庭植えでも育てることができますが、トリオニフローラは、庭に植えると大きな株になり本領を発揮します。

花壇に植えるときは、深さ20〜30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

ターネラの花

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

株間

トリオニフローラは、庭植えにすると40〜50pの大きな株になりますので、株間は40p程度は必要です。上の写真も1株から咲いたものです。ウルミフォリアは、25〜30pほどにします。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。

日常の管理

とても丈夫ですのでほとんど手間がかかりませんが、鉢植えの場合は夏場に水やりを忘れないよう注意します。

肥料

花壇に植えた場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を与えます。後は、株の状況を見て、必要なら1〜2ヶ月に1回ほど追肥をします。

鉢やプランターに植えた場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を用土に混ぜて植え付け、後は、1月ほどしたら2週間に1回程度液肥を与えるか、もしくは1ヶ月に1回程度緩効性の固形肥料を置肥します。市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、元肥は不要です。

病気・害虫

特にないようです。

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