ピメレア

ピメレアの花
写真 ピメレア・スペクタビリス
撮影時期 2003.4.6
栽培状況 開花株購入

科名・属名

ジンチョウゲ科
ピメレア属

園芸分類

半耐寒性常緑低木

別名

(特にありません)

原産地

オーストラリア、
ニュージーランド

用途

鉢植え

花期

3〜5月

【ピメレアについて】

ピメレアは、オーストラリア、ニュージーランド原産のジンチョウゲ科ピメレア属の常緑低木です。この属の中で、よく出回っているのがフェルギネア(P. ferruginea)、ロゼア(P. rosea)、スペクタビリス(P. spectabilis)などです。

一般的にオーストラリア原産の植物の中には、日本の気候にはあまり向いていないものがありますが、ピメレアも同様で、高温多湿が苦手です。ですので、関東以西の温暖地の場合、夏越しが容易でなく、2年、3年と花を楽しむのはなかなか難しいと言えます。

【栽培メモ】

開花株を購入して鉢植えにしたところ、花は十分に楽しむことができましたが、夏が来ると元気がなくなり、やがて枯れてしまいました。置き場所など、もう一工夫してみるつもりです。

【ピメレアの概要】

ピメレアの花

樹高

樹高は40pほどのものが売られています。

花径5ミリほどの小さな花が半球状になって咲きます。球の径は4p程度で、花色は、ピンクや黄色などがあります。

また、フィソデスは、大きな釣り鐘状のクリーム色の花がうつむいて咲きます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 弱い

耐寒性が弱く、冬は室内に取り込みます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ 1年だけ育てる場合:やさしい

※ 翌年も育てようとする場合:かなり難しい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Pimelea spp.

学名の説明

Pimelea・・・・・種子を意味するギリシャ語の pimele が語源です。

spectabilis・・・・・「壮観な」、「華々しい」

rosea・・・・・「バラ色の」

ferruginea・・・・・「鉄さび色の」

【主な種類と品種】

スペクタビリス
P. spectabilis

園芸店やホームセンターなどでよく見かける種類です。丸い花が周囲から少しずつ咲いていきます。

ロゼア
P. rosea

葉に厚みがあり、がっしりとした印象を受けます。濃ピンクの花がよく売られています。(写真:下)

フィソデス
P. physodes

大きな釣り鐘状のクリーム色の花がうつむいて咲きます。

フェルギネア
P. ferruginea

春咲きでピンクや白花が咲きます。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 高温多湿を嫌うので、夏は風通しのよい半日陰に移します。

植え付け

ピメレアは、夏の高温多湿に弱く、また、耐寒性がそれほどありませんので鉢植えで育てることになります。

春に花の咲いた株が園芸店やホームセンターなどで売られていますので、通常は、これを買って育てます。植えられている鉢が小さいときは、根詰まりをしてしまうので、根鉢をあまり崩さないようにして一回り大きい鉢に植えつけます。

ピメレアの花

鉢植えの用土

水はけのよい用土を使います。私は鹿沼土、赤玉土、軽石、バーク堆肥を3:3:2:2程度に混ぜた用土を使っていましたが、まずまず育っていました。

植え場所

夏場以外は、日当たりのよい場所に置きます。

日常の管理

多湿を嫌いますので、水は鉢が乾いてから与えます。

剪定

放任すると枝が伸びて樹形が乱れますので、花後に切り戻しをしておきます。

夏の管理

高温多湿を嫌いますので、夏は風通しのよい半日陰もしくは明るい日陰に移します。

冬の管理

霜に当たると傷みますので、冬は室内に取り込みます。

肥料

春と秋に、緩効性の固形肥料を与えます。

病気・害虫

特にないようですが、夏の高温多湿で枯れてしまうことがあります。

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