ルコウソウ

ルコウソウの花
写真 ルコウソウ
撮影時期 2015.9.22
栽培状況 春播き後、庭植え

科名・属名

ヒルガオ科
サツマイモ属

園芸分類

春まき一年草

別名

(特にありません)

原産地

熱帯アメリカ

用途

庭植え(垣根)、鉢植え

花期

7月〜9月

【ルコウソウについて】

ルコウソウ(縷紅草)は、熱帯アメリカ原産のヒルガオ科サツマイモ属の春播きの一年草です。もっとも、本来は宿根草ですが耐寒性がないので一年草として扱われます。

花は小さな星形のもので、それほど密に咲くわけでもないので、あまり印象に残る花ではないかもしれません。しかし、写真のように、細かく切れ込んだ葉が密に茂ってきますので、その中で咲く真っ赤に咲く花はよく目立ちます。花は赤のほかにピンクや白花も咲きます。

育てる際は、ツル性ですのでネットに這わせたり、トレリスに絡ませるなどして楽しみます。花期が長く、夏から秋まで長い間楽しめます。

【栽培メモ】

性質はとても強く、苗を見たときの印象よりもツルがよく伸びました。このため、十分な広さのネットを準備していなかったことから、つるを伸ばすスペースがなくなり困ってしまいました。

【ルコウソウの概要】

ルコウソウの花

草丈

よく伸びると2m近くになります。

赤、白、桃色の2〜3cmほどの小さな星形の花が、日中もしおれずに咲き続けます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 強い

熱帯アメリカ原産だけに、耐暑性が強い植物です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

タネから育てる場合:比較的やさしい(誘引作業が必要)

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Ipomoea quamoclit

学名の説明

Ipomoea・・・・・ギリシャ語の ipo(イモ虫)+ homoios(・・に似た)が語源です。

quamoclit・・・・・インゲンマメのギリシャ語が語源です。
※ 子葉の形のことを言っています。

【主な種類と品種】

ピンクや赤色の花をミックスしたタネが売られています。この仲間に、ルコウソウとマルバルコウソウを交配してつくり出されたハゴロモルコウソウ(モミジバアサガオ)があります。花は鮮緋紅色です。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 定植後、早めにネットを張ったり支柱を立てておきます。

タネまき

アサガオと同じように種が堅いため一晩水につけて播きます。低温では発芽しないため、十分に暖かくなった4月下旬〜5月ごろに3号(径9p)のポリポットに直接播きます。覆土は1cm程度と厚めにします。

発芽後、苗がある程度育ってきたら丈夫な苗を1本残して他は間引きします。

ルコウソウの花

植え付け

ポットの底に根が回ったら花壇やプランターなどに定植します。

花壇に植え付ける際は、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり5〜6Lほど入れて、庭土を深さ20〜30cmほど耕してから植えつけます。

定植後、つるが伸び始めたら摘芯をします。そうすることで、よく分枝し花が多く咲いてくれます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

株間

30pほどにします。65cmのプランターなら2〜3株が目安です。

植え場所・置き場所

水はけがよく、日当たりのよいところに植え付けます。性質は強く、土質を選ばず普通の庭土でもよく育ちます。

鉢やプランターも日当たりのよいところに置きます。

日常の管理

ツルの伸びが速いので、定植後、早めにネットを張ったり支柱を立てて置きます。

成育するにつれ、ツルがよく伸びていきますので誘引作業は欠かせません。

タネができるので、そのままにしておくと株が弱りますので、できれば早めに取っておきます。

肥料

庭植えの場合は、やせ地でない限り肥料はほとんど与える必要はありません。窒素肥料をやりすぎると花つきが悪くなります。

鉢やプランターの場合は、液肥を10日に1回程度与えます。

病気・害虫

特にありません。

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